レンタルサーバーを選ぶ際、「人気だから」とか「安いから」という理由で選んでいませんか?

レンタルサーバー選びの 最優先ポイントは、サイトの高速表示 ができるかどうかです。
なぜなら、高速表示できることがそのまま順位対策(SEO対策)につながるからです。

また、高速表示以外にもSEOに強いレンタルサーバーの特徴は幾つかあるので、今回はその理由や各レンタルサーバーの比較、最適なレンタルサーバーをご紹介します。
※各データは2020年1月現在のものです

レンタルサーバーとは

まず、サーバーとは、ネットワーク上のコンピューターやハードウェアを指します。
その中でサーバー会社からサーバーの一部をレンタルし運用するのが、レンタルサーバーです。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、基本的にWebサイトを開設するために必要なリソースを格納しておく場所です。格納することで、ホームページやブログなどをインターネット上へ開設できます。

また、サーバーには様々な種類があり、レンタルサーバーの多くは 共用サーバー に属します。
サーバー会社のサーバーを複数のユーザーで使用するため、他のユーザーの影響を受けやすく、機能が低下したり不安定になることもあります。
そのため、メモリの利用上限などがある反面、料金は安く設定されています。

他のユーザーの影響を回避するためには、よりスペックの高いプランへ変更したり、 専用サーバー  クラウドサーバー に移設する必要があるので、覚えておくと良いでしょう。

レンタルサーバーの選び方のポイント

レンタルサーバーには、数多くの業者やプランが存在するため、どのレンタルサーバーを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。

そこで、サイトやブログの運営、アフィリエイト初心者の方が失敗しないためにも、抑えておくべき3つのポイントを簡単にご紹介します。

SEOに強いかどうか

実は、レンタルサーバーはSEO対策と密接に関係します。
直接順位に影響することもあるので、次の3点に対応しているか確認しておきましょう。

<回線速度>
Googleは、2018年7月のスピードアップデート以降、サイトの表示速度をランキングシグナルの1つとしました。
表示速度は様々な要因で決まりますが、サーバーの回線速度はかなり影響します。
仮にサイトの高速化を図っても、多くはサーバーの負荷を減らす施策になるので、サーバーが遅ければ効果は殆ど得られません。
参照:【Google】ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
<常時SSL(HTTPS)対応>
常時SSLとは、サイトを暗号化させ、セキュリティ向上を図る対策です。
こちらもGoogleはランキングシグナルに採用しています。
最近ではほとんどのレンタルサーバーで標準で対応していますが、安いプランでは非対応となっていることもあります。
実装にはデメリットも存在するため、これから常時SSL化を行う場合は、問題がないか事前に確認しておきましょう。
参照:【Google】HTTPS をランキング シグナルに使用します
<AMP対応>
AMPとは、Webコンテンツを高速表示するための手法のことです。
AMP対応自体がランキングシグナルになるわけではありませんが、表示速度やユーザービリティ、ユーザー体験の観点からSEOに効果的だと言えます。
AMPはサーバーの機能に依存しないため、サイト運営ができれば、基本的に実装可能です。
また、WordPress(ワードプレス)等でプラグインを使いAMP化もできますが、たまにうまく行かないこともあるようです。
参照:【Google】ユーザーに高品質の AMP ページを

ちなみに、常時SSL対応やAMP対応は大手のサーバー会社では大抵対応しているので、やはりスピードと安定性を意識して選ぶとよいでしょう。

特に重要なのが、スピードと安定性があるかどうか

上記でも触れましたが、サイト表示速度はランキングに影響してきます。

また、安定性も大事にあります。
もし、レンタルサーバーの回線が不安定で、ページ読み込みに遅延が起きたり、うまく表示されなかったら、アクセスの低下やユーザビリティの低下を招きます。
せっかく、Webサイトを公開しても、見られなかったら元も子もありません。
現状であまり芳しくないサーバーを利用している方は、サーバーの引っ越しを検討してみても良いでしょう。

<サイト表示速度の判断基準>
サイト表示速度の判断は、各レンタルサーバーのスペックに記載されている『Webサーバー』と『転送量』を参考にすると良いでしょう。
Webサーバーの主流は、従来から使われている『Apache』、最近よく使われる『LiteSpeed』や『NGINX』です。
『LiteSpeed』や『NGINX』は、『Apache』よりも高速なWebサーバーです。
<安定性の判断基準>
安定性の判断基準は単純で、『月間稼働率』を確認すると良いでしょう。
サイトに記載されていない場合や、他社比較が難しい場合は、過去の『障害情報』を確認するのも1つです。

ECサイト、ブログなどサイトの規模を考慮しているか

基本的に同じサーバー会社のレンタルサーバーは、料金プランで使える容量や機能が決まっています。もちろん、高額になれば高スペックなサーバーが利用できます。
ですが、必ずしも高スペックのサーバーを選べば良いわけではありません。

大量の商品を扱うECサイトならば、容量が大きく、セキュリティーの充実したサーバーが必要ですが、わずか数ページのコーポレートサイトならば、最低限のスペックで構いません。

ブログであれば、最初は少ない容量のサーバーで構いませんが、長く続けていくうちに、より容量の多いサーバーに切り替えることも視野に入れましょう。

サーバーの切り替えが簡単に行えるか、プランの変更だけで対応できるかなどは、サーバー会社によって異なりますが、サイトの規模や運用目的に合わせ、無理のないサーバー選びをしていきましょう。

レンタルサーバーとSEOの関係性

ページ表示速度が極端に遅いサイトの順位が下がる

『スピードアップデート』により 読み込み速度が極端に遅いページ の順位は下げられ、サイトスピードはSEO上、重要度を増しました。

読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用する
引用:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します

サイト運用を続けているとリソースは増え、いつの間にかサイト表示速度が落ちてしまうこともあります。
遅いと感じた時や、改善を行っていても検索順位が芳しくない場合は、レンタルサーバを良いものに変えると改善できることもあります。

ユーザー体験につながる

ユーザー体験(UX)もSEOには重要です。
例えば、表示速度の遅いWebサイトは、順位の低下だけでなく、離脱率を高め、コンバージョンを下げます。

また、常時SSLによる安心感や、Webサイトに使いやすい機能がついているかなどでも、ユーザー体験は高まります。これらが実装可能かどうかもレンタルサーバーによります。

クロール頻度が高い

クロールが早めに行われインデックスが早まれば、それだけSEOに有利です。
そのため『.htaccess』や『robots.txt』の設置や編集ができるサーバーもSEOに有利と言えます。

サーバーを変えたらインデックスされやすくなったという報告も多数あるように、ネットワーク上を巡回しているクローラーにも、回線の安定性は影響すると予想されます。

サテライトサイトの運用にも使える

サテライトサイトの運用など、IPの分散が必要な場合は、専用のサーバーが必要になります。
また、現在はブラックSEOと呼ばれ推奨されていませんが、IP分散サーバーを使い、サテライトサイトを運営・自作自演の被リンクを行うSEO手法もありました。
IPの分散ができるサーバーを利用する際は、不正な使い方にならないよう注意が必要です。

レンタルサーバーを高速化するには

高速なレンタルサーバー選びは大事ですが、すでにレンタルサーバーを利用している場合や切り替えが難しい場合は、以下のサイト表示高速化の施策を行ってみると良いでしょう。

  • Webサイト内の画像の容量を減らす
  • 読まれてないコンテンツや不要なコメントアウトなどを削除
  • CSSやJavaScriptの軽量化や圧縮
  • 共通部分の一本化や改善
  • ブラウザのキャッシュを活用

PageSpeed Insightsの利用

上記の施策は、サイトの高速化に行われる施策の一例になりますが、PageSpeed Insights(ページスピードインサイツ)を使うことで、大まかに確認できます。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイツ)
PageSpeed Insights

ここでの施策の殆どは、レンタルサーバーへの負荷の軽減にも繋がっています。
サーバー会社やプランを変更する前に是非お試しください。

WordPressならプラグインの利用も検討

WordPress(ワードプレス)にはサイト表示高速化のプラグインも多く存在しています。
特におすすめなのはキャッシュ系の設定ができるもの、画像を軽くできるものです。

ただし、プラグインを多用すると、逆に表示速度が遅くなったり、プラグイン同士の相性で余計なトラブルを引き起こすこともあるので、利用の際はよく検討してから利用しましょう。

目的別おすすめのレンタルサーバー

ここまでレンタルサーバー選びのポイントやSEOとの関係をお話してきましたが、ここから先は具体的に、目的に沿ってサーバーの紹介をしますので、是非参考にしてください。

注目の最速サーバー ConoHa WING(コノハウイング)

ConoHa WING
ConoHa WING(コノハウイング)
国内最速を謳っているレンタルサーバーだけあって、処理速度は体感でも早いと感じます。
また、GMOが提供しており、サポート電話をはじめ、チャットやメールも対応しているため、安心して利用できます。
ただし、サービスの開始が2018年で、知名度が低く、定番のレンタルサーバーに比べると情報が少ない印象です。

1番安いプランでもハイスペックなので、小規模ビジネスや個人利用のWebサイトにはオーバースペックになることもあります。

プランの特徴

『ベーシック』『スタンダード』『プレミアム』の3プラン。
お試し期間はありませんが、初期費用がかからないのがポイントです。
また、1時間単位の料金体系で使った分だけの料金しかかからないプランもあるので使い方によってはとてもお得です。

コノハウイングの人気プラン

プラン名 ベーシック
無料お試し期間 なし
ディスク容量 SSD 250GB
Webサーバー Apache + NGINX
転送量の目安 約100GB/日
SSL 無料

スピードと安定性なら XSERVER(エックスサーバー)

エックスサーバー
XSERVER(エックスサーバー)
スピードと安定性に優れているサーバーなら、おすすめはエックスサーバーです。
これまで大規模な障害などは一切なく、多くのユーザーから高く評価されています。
動作利用確認済みのため、WordPressやEC-CUBE、大手ショッピングカートなどにもおすすめです。

利用しているサーバーのスペックがユーザー自身で確認できるのも特徴です。
具体的なスペックを非公開にしているレンタルサーバーも多いため、信頼性と安心感があります。
ただし、管理画面はシンプルなので、どちらかというと上級者向けです。

プランの特徴

基本プランは『X10』『X20』『X30』の3プラン。
プラン名で内容の差がイメージしやすく、比較的わかりやすいプランです。
初期費用が高いものの、電話サポートや簡単引越し機能などがあり、プランは充実しています。

エックスサーバーの人気プラン

プラン名 X10プラン
無料お試し期間 10日間
ディスク容量 SSD 200GB
Webサーバー NGINX
転送量の目安 約70GB/日
SSL 無料

※エックスサーバーをもとに法人向け、ビジネス向けに展開したサービスもあります
『sixcore(シックスコア)』

ドメインもまとめて管理 お名前.comレンタルサーバー

お名前サーバー
お名前.com レンタルサーバー
ドメイン販売で知られる大手サービス『お名前.com』のレンタルサーバーです。
もちろん、お名前.comでドメインを取得しなくてもレンタルサーバの利用が可能です。
サーバの性能、Web表示速度は充分にあり、比較的早いレンタルサーバーです。

お名前.comでドメインを取得すれば、連携・設定が簡単に行えるので、初心者にもおすすめ。
また、SEO効果はあまり期待できないが、日本語ドメインも利用可能なのが特徴です。
電話サポートが24時間無料で受けられる強みもあります。

プランの特徴

プランは基本的に1つですが、オプションが付いたプラン『ホームページエディタープラン』『Office 365メールプラン』があります。
また、SEOに特化したWordPressテンプレート『権威』もお得に利用できます。
どのプランも、独自ドメインが無料で利用可能です。

お名前.comレンタルサーバーの人気プラン

プラン名 なし
無料お試し期間 初回最大2ヶ月無料
ディスク容量 SSD 250GB
Webサーバー Apache + NGINX
転送量の目安 約100GB/日
SSL 無料

コスパ重視 ロリポップサーバー

ロリポップサーバー
ロリポップサーバー
大手の老舗サーバー会社として、広く知れ渡っているレンタルサーバーです。
管理画面には一つ一つ説明があり、自動バックアップ機能などもあるため、特に初心者におすすめです。

スピードは決して早いとは言えませんが、低料金をウリにしていて、『ライトプラン』なら、月額250円(税抜)からレンタルサーバーを利用できます。
とは言え、小規模サイトやブログ初心者なら事足りるスペックがあります。

安さをウリにしていた印象が強いサーバー会社ですが、上位プランの登場により、安いだけのサーバーではなく、より実用的になってきました。

プランの特徴

『エコノミー』『ライト』『スタンダード』『ハイスピード』『エンタープライズ』の5つのプランがありますが、費用や必要なスペックに応じて最適なプランを選べます。

ロリポップサーバの人気プラン

プラン名 スタンダード
無料お試し期間 10日間
ディスク容量 HDD 120GB
Webサーバー Apache
転送量の目安 約100GB/日
SSL 無料

おすすめの無料サーバー

サーバーを使うのに、無料でなんとかしたいとお考えの方も多く見られます。
ですが、無料サーバーは基本的におすすめはできません。

容量が少なく、データベースやWordPressの設置が出来なかったりします。
また、何より広告が表示されることがほとんどです。
そのため、お試し感覚で使う以外は、おすすめ出来ません。

ですが、無料の中でもおすすめのレンタルサーバーはあります。
それは、 XFREE無料レンタルサーバー です。

XFREE無料レンタルサーバー
XFREE無料レンタルサーバー
先にも挙げたXSERVER(エックスサーバー)が提供するサービスです。
こちらは、ユーザーの「XSERVERを無料で使いたい」という要望から生まれたそうです。
そのため、安定性はお墨付きと言えます。
※XSERVERには10日間の無料期間がありますが、こちらのサーバーとは異なります。

無料ですが、プランが3つあり、それぞれ特徴が異なります。

HTMLサーバー機能プラン 広告表示なし
PHP・MySQLサーバー機能プラン 対応言語多数
WordPress機能プラン データベースが100MB

また、共通の特徴として、制限はありますが独自ドメインが利用できたり、独自SSLに対応していたりと、無料とは思えないほど実用的です。

まとめ

最近では、標準の機能でも充分と言えるほど良いレンタルサーバーやプランが増えていますが、サーバーを選ぶ際には、スピードと安定性を優先的に、SEOに効果的な施策が行えるサーバーかどうか確認する必要があります。
現状であまり芳しくないサーバーを利用している方は、サーバーの引っ越しを検討してみても良いでしょう。

ポイントをまとめると、こうなります。

  • 回線速度
  • 常時SSL
  • AMP対応
  • 安定性
  • サイトの規模の考慮

また、ページ表示速度、ユーザー体験、サーバーの負担を減らす事などを考慮して運用するとSEOに効果的です。高速化の方法も覚えていくと良いでしょう。

具体的なサーバーを挙げると、最速かつ高スペックなConoHa WING(コノハウイング)は今、注目のレンタルサーバーです。
スピードと安定性ならXSERVER(エックスサーバー)が現状のおすすめです。

現在は、各サーバー会社の技術の向上によって、ハイスペックなレンタルサーバーも多く出てきています。どういった運用をするのか、予算はどれくらいなのかも検討しながら、最適なサーバーを選ぶようにしましょう。
※各データは2020年1月現在のものです

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