Googleの検索エンジンアルゴリズムは日々更新されています。
しかし、その中でも大幅な順位変動につながるアップデートが幾度とあり、SEO対策の根本が変わることも幾度とありました。
ここでは、重大なアルゴリズムのアップデート内容、履歴をご紹介しますので、これからのSEO対策に是非ご活用ください。

コアアルゴリズムアップデートによる順位変動レポート

コアアルゴリズムアップデートとは

コアアルゴリズムアップデートとは、その名の通りGoogleの検索アルゴリズムの根幹(コア)を成している部分の変更・更新のことです。

2019年6月3日よりコアアルゴリズムアップデートのロールアウトの開始が始まり、事前告知されるようになりましたが、コアアルゴリズムアップデートはそれ良い以前から長いこと行われていました。
アルゴリズムの詳細について公開はされておらず、Googleのガイドラインに基づいた根幹的なアルゴリズムであるという点のみしか分かっていません。

このアップデートは年に何度か行われ、事前にGoogleから告知があります。
非公開でありながら、アップデートごとに特徴があるため、Web担当やアナリストが毎回、解析や検証を行い独自にレポートを出すことが恒例となっています。
多くの場合、前後で行われたアップデートや公式からのアナウンスの影響が強いことが予想されます。

アプデ後の検索順位動向レポート

順位の向上・下降を中心に、コアアルゴリズムアップデートのレポートを随時行っています。
ぜひ、ご確認ください。

バージョンアップ履歴

Yahoo検索アルゴリズムの完全Google化

2010年11月24日 Yahoo検索アルゴリズムの完全Google化により、ベースとなる順位はYahooとGoogleでほとんどなくなりましたが、「関係サービスの表示」「クロールのタイミング」「パーソナライズ検索」の等の影響を受けた順位決定がされます。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートは不自然な外部リンク(被リンク)を対象とし、順位操作をさせないアップデートです。
これにより、悪質なリンクスパムは一掃されるようになりました。

  • 2012年4月25日~ 1
  • 2012年5月25日~ 2
  • 2012年10月5日~ 3
  • 2013年5月22日~ 4(ver2.0)
  • 2013年10月5日~ ver2.1
  • 2014年10月17日~ ver3.0
  • 2014年11月??日~ ver3.1
  • 2016年9月23日~ ver4.0
  • 2016年 コアアルゴリズムへ導入

パンダアップデート

パンダアップデートは「低品質コンテンツ」を対象とし、順位を調整するアップデートです。
これにより、低品質なサイトはほとんど上位表示されなくなりました。
そのため、テクニカルSEOから内容重視のコンテンツSEOへとSEOの主流が変わってきました。

  • 2011年2月24日~ ver1.0
  • 2011年4月11日~ ver2.0
  • 2011年5月10日~ ver2.1
  • 2011年6月16日~ ver2.2
  • 2011年7月22日~ ver2.3
  • 2011年8月12日~ ver2.4
  • 2011年9月27日~ ver2.5
  • 2011年10月3日~ ver2.5.1
  • 2011年10月13日~ ver2.5.2
  • 2011年11月19日~ ver3.1
  • 2012年1月15日~ ver3.2
  • 2012年2月??日~ ver3.3
  • 2012年3月??日~ ver3.4
  • 2012年4月19日~ ver3.5
  • 2012年4月27日~ ver3.6
  • 2012年6月12日~ ver3.7
  • 2012年6月26日~ ver3.8
  • 2012年7月18日 日本語&韓国語検索の結果へパンダアップデート導入
  • 2012年7月25日~ ver3.9
  • 2012年10月24日 JP2
  • 2012年11月21日 JP3
  • 2014年5月21日~ ver4.0
  • 2014年9月26日~ ver4.1
  • 2015年7月18日~ ver4.2
  • 2016年 コアアルゴリズムへ導入

ハミングバードアップデート

2013年9月 ユーザーの検索意図を理解し、検索結果に反映されるようになりました。
これにより、会話型検索の向上や曖昧な検索にも適切な回答を返せるようになりました。
ユーザーの検索行動の質を改善するアップデートでありランキングには直接関係ないアップデートですが、検索意図を考慮したサイトづくりが重要になりました。

ドメイン・ダイバーシティアップデート

2013年5月 検索結果に同じドメインの内容を複数表示させないためのアップデートです。
同一ドメインでページを占有出来ないようになりした。
表示されるドメイン数は、日々の調整や検索クエリによって変わりますが、およそ2~3ドメインです。

ペイデイローン・アップデート

スパムサイトの除外目的のアップデートです。
金融関係やポルノなどの一部キーワードのコンテンツの品質に関するアップデート、スパム排除のアルゴリズムのため、一般のキーワードにはほとんど影響しません。

  • 2013年6月11日~ ver1.0
  • 2014年5月16日~ ver2.0

パイレーツアップデート

2014年10月 デジタルミレニアム法案(DMCA)侵害の申し立ての受理件数が多いサイトのランクを下げるアップデートです。
主に、著作権侵害を行うサイトを制限することが目的とされます。

ドアウェイアップデート

2015年4月 誘導ページのランクダウンを目的としたアップデートです。
誘導ページは、Googleのガイドラインによれば、特定の同じ別ページに誘導するために設けられた類似する複数のページを指します。
SEO対策のためだけに存在するページは順位が下降します。

モバイルフレンドリー(MFI)アップデート

2015年4月21日導入 モバイル検索で見やすさや使いやすさ等のユーザビリティ考慮したサイトの順位が引き上げられました。
モバイルフレンドリーに未対応だからといって、順位が下降することはありません。

クオリティアップデート

2015年5月初旬 より核となる部分で、コンテンツの質を見極める目的のアップデートです。
2016年1月8日 コアプログラムの強化有り、順位変化有りとなりました。

人工知能ベース「RankBrain」

2015年10月27日頃導入 検索クエリとコンテンツの関連性を判断するAIベースの検索アルゴリズムです。
オリジナル要素を含めながら、検索クエリと関連性の高いコンテンツを提供する必要があります。

ベニスアップデート

2014年12月24日~ ユーザーが検索している場所の情報を生かして、最適な検索結果を表示するアルゴリズムです。
増え続けるモバイルでの検索に最適化されました。

リンク周りのアップデート

  • 2017年2月1日 内容の薄いサイトからのリンク(PBN)の順位降下ルール追加

コンテンツ周りのアップデート

  • 2017年2月1日 内容の薄いサイトからのリンク(PBN)の順位降下ルール追加
  • 2017年2月3日 キュレーションサイトに対する処置/盗用に近い引用等
  • 2017年2月10日 コンテンツの評価方法改善(未発表)
  • 2017年12月13日 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド(大幅改定)

日本語独自のアルゴリズム改善を発表

  • 2017年2月 2016年末頃のキュレーションメディアのコピーコンテンツ問題を受け、異例となる日本語検索のみのアルゴリズム更新

フレッドアップデート

  • 2017年3月9日 品質の低いコンテンツを大量に掲載・大量の広告を掲載の順位降下

アウルアップデート

  • 2017年4月26日 低品質かつ攻撃的なコンテンツ等で悪意のある情報を拡散する行為

医療健康アップデート

  • 2017年12月 医療従事者や専門家、医療機関等から提供され、より信頼性の高い情報が上位表示されるよう配慮される

一般的には、YMYL(Your money or Your life)と呼ばれ、「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」を対象に信頼性を求められるようになりました。
YMYLは「検索品質評価ガイドライン」の項目の一つです。

スピードアップデート

  • 2018年7月 ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)

2020年5月にGoogleは、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)を2021年以降の検索のランキング要因として取り入れることを発表しました。
ユーザー体験を向上させるため、「読み込み時間」「インタラクティブ性」「ページコンテンツの視覚的な安定」の要素を数値化し、指標とします。
2021年6月以降、ページエクスペリエンスシグナルの一つとして、随時導入される予定です。

※ページエクスペリエンスシグナルもランキング要因の一つになるわけですが、「Core Web Vitals」の他に、「モバイルフレンドリー」「セーフブラウジング」「HTTPS対応」「煩わしいインタースティシャル(全面広告)がない」ことも加味されます。

  • 2020年5月 ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用

アプデ後に行うべきSEO対策

アルゴリズムのアップデート後に「順位が落ちた」「順位が上がった」というのは、もはや恒例となっていますが、基本的にアップデート後には順位が不安定になります。
場合によっては、細かな調整が度々行われたりもします。
また、一度落ちた順位が一ヶ月後に元に戻ったということもよくあります。

そのため、アップデート後に行うべきSEO対策は、特にありません。
アップデートの詳細はブラックボックスなので、元々順位が良かった場合には、悪手になることもあります。

ただし、普段からGoogleのガイドラインに則って基本的なSEO対策をしている場合に限ります。
特別なSEO対策ではなく、キーワードやタイトルタグの設定、価値のあるコンテンツ提供など、ガイドラインに沿った基本的なSEO対策を行っていれば、アップデートで順位が下がっても、しっかり順位は戻ってくれます。

もし、順位が落ちっぱなしという場合は、基本的なSEO対策が出来ていない可能性があります。
また、新しいランキング要素の追加の可能性もあります。

まずは、Googleのガイドラインをよく見直し、対応できているか確認してみて下さい。
また、アップデート前後に発信されているGoogleの発表や、私達の出しているようなレポートにも注意しておきましょう。
毎回、順位の入れ替わりが激しい業種、サービスのサイトもあるので、それに該当しているかチェックするのもおすすめです。

それらを踏まえてから、アップデート後に行うべきSEO対策を決めるのが得策です。