前回、こちらの記事でWordPressでサイト開設した際のURL設定について解説しました。

WordPressサイトのベストなURL/パーマリンク設定

この記事では、SEOのことも考え、極力URLの変更が発生しないようにすることを念頭にしましたが、それでもやはり運用していればURLの変更を余儀なくされるケースはあるでしょう。
前回解説した記事の中では、例えばカテゴリが変更になっても、投稿記事のURLは変更されないようにと解説しています。
ですが、カテゴリ自体が変更になるというケースはどうしてもカテゴリアーカイブページのURLは変更になってしまいます。
その他にも、やはりURLの変更をせざるを得ない、というケースはどうしても発生してしまうものです。

今回は、運用中にURLが変更になった場合の対処法について、解説をしていきたいと思います。

URL変更のデメリット

前回の記事では極力URLが変更にならないように、と解説しました。
では、URLが変更されると、具体的にどの様なデメリットがあるのでしょうか。

公開後にURL変更を行うと主にSEOの観点などから次のようなデメリットがあります。

  • インデックスが一時的に消える
  • 検索順位の低下
  • 被リンク効果が失われる
  • SNSシェアボタンのリセット

インデックスが一時的に消える

当然ながら、新たに公開したURLは、サイトに訪れるクローラーのクローリング頻度にもよりますが、すぐにはインデックスされません。
頻繁にクローラーが訪れるサイトの場合はリカバリしやすいですが、サイトの更新頻度が遅くクローラーが中々訪れないサイトの場合はインデックス登録がされるまでの間検索からの流入が見込めなくなってしまいます。

被リンク効果が失われる

URLを変更すると、外部のサイトからリンクを得ていた場合に、その被リンク効果が失われてしまいます。
何の措置も取らなければ、外部サイトからのリンクがリンク切れしてしまいますし、リダイレクトなどの措置を取ったとしても、やはり元の評価が完全に維持できるとは言えません。

検索順位の低下

インデックスから登録が消えるということは、そのページの評価が一時的とは言えゼロになってしまうので、当然ながら検索順位もつきません。

被リンクやサイテーションなど、他社からの評価も失われてしまうため、インデックス登録がされたとしても、元の検索順位の水準に戻らない場合もあります。
少なくとも、仮に下記で紹介するようなURL変更後の対処方法を取ったとしても、元の検索順位水準を維持できると想定するのは楽観的と言えるでしょう。

SNSシェアボタンのリセット

意外と知られていませんが、実はURL変更を行うとSNSのシェアボタンの数がリセットされてしまいます。

これ自体はサイトのパフォーマンスに大きく影響を及ぼすものではありませんが、せっかくたくさんシェアされたのに、その数字がリセットされてしまうのはちょっと悲しいですよね。
悲しい、というだけならまだ良いのですが、中にはこのシェア数をクライアントや上司に報告しているケースもあるかもしれませんね。

クライアントや上司などを相手にしたレポートで、SNSシェア数がリセットされてしまうと、やはり厄介なことになってしまうので、事前の説明などは必須になるでしょう。

URL変更後に必要な対応

URLを変更したら次の措置を取っておきましょう。

  • リダイレクト
  • 内部リンクの修正
  • サイトマップの修正
  • URL検査の実施
  • 外部サイトの修正

リダイレクト

URLが変更になった場合は、古いURLでアクセスがされた際、自動的に新URLに遷移する様に、リダイレクト設定を行います。
この際、URLの変更が一時的なものであるか、恒久的なものであるかで設定方法が若干異なります。

一時的な場合は302リダイレクト、恒久的である場合は301リダイレクトを行います。
通常のURL変更では恒久的な変更であることが大多数だと思うので、基本的にはURL変更を行ったら301リダイレクトと考えても差し支えないと思います。

301リダイレクトの設定

301リダイレクトの設定についてはこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。

.htaccessを使った301リダイレクト記述方法

プラグイン「Redirection」を使ったリダイレクト

WordPressではプラグインを使ったリダイレクトが手軽なので、こちらのプラグインを利用するのもオススメです。

Redirection

内部リンクの修正

リダイレクトをかければ旧URLにアクセスされても自動で新規URLに遷移することが出来ますが、出来るだけ内部リンクは変更しておいた方が良いです。

記事数の多いサイトやブログの場合は、旧URLが記載されているページを特定するだけでも大変になるので、内部リンクの修正はSearch Regexというプラグインを利用すると便利です。

Search Regex

Search Regexは文字列を検索して、置き換えるというテキストの置換ツールなので、旧URLで検索をし、新URLでテキストを置き換えてあげれば、記事がどれだけ大量にあったとしても、簡単に新URLに変更することができます。

外部サイトの修正

外部サイトからのリンクについても、可能な限り修正をした方が良いでしょう。
例えば何かのブログ記事が、他のブログで紹介されるケースなどもあると思いますが、出来ればサイト運営者にコンタクトを取るなどしてリンクURLを修正してもらうことが理想的です。

サイトマップの修正

サイトマップについても修正を行いましょう。
通常、WordPressであればプラグインまたはWordPressのネイティブサイトマップを使用していると思うので、基本的には自動出力されるはずです。

XML Sitemaps

ネイティブサイトマップ
WordPress標準搭載のネイティブサイトマップは、ドメインの末尾にファイル名「wp-sitemap.xml」を入力すれば確認することが出来ます。
例:https://www.hogehoge/wp-sitemap.xml

サイトマップの中身が新URLに書き換わっていることを確認したら、Google Search Console上から送信を行って下さい。

【最新版】Search Consoleの使い方!URL検査とサイトマップのやり方も解説!

URL検査の実施

サイトマップをGoogle Search Console上に送信したら、同じくGoogle Search Console上からURL検査の実施も行っておきましょう。
URLの検査を行うと、Googleが対象のURLをまだインデックス登録していない場合は、インデックス登録を促すことが出来るので、検索結果に表示されるのを早めることが出来ます。

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