Googleの機能も日に日に強化されてきて、SERPs(検索結果画面)で多くの情報提供がされるようになってきました。
「リッチスニペット」と呼ばれる、SERPsによりリッチなコンテンツを表示する機能が特に顕著です。
リッチスニペットが表示されるWebページはCTRにも良い結果をもたらすことになるので、出来れば表示したいですよね。

リッチスニペットの表示をするには、Googleがコンテンツを正しく扱える様にSchema.orgを使って構造化マークアップをしていきます。

リッチスニペットの条件、出し方、注意点

でも、Schema.orgはmicrodataやJSON-LDといった記法が必要で、HTMLやJSONを扱えない人にはおそらくハードルが高いはずです。
そしてそれをWordPressに組み込むとなると、WordPress内のテーマファイル等に記述をする必要もあり、場合によっては多少のPHPに関する知識も必要になってくるので、更にハードルが上がってしまいます。

最近のWordPressテーマはある程度Schema.orgをサポートするものが増えてきましたが、それでも自由に設定出来るわけではありません。
WordPressに構造化マークアップを施しSchema.orgを記述していくというのは、意外と高度な知識が要求されるんですね。

さて、そんなSchema.orgですが、実はプラグインを導入することで簡単に実装が出来てしまいます。
入力欄にテキストを入れていくだけなので、PHPやHTML/CSSを触ることもなく知識も必要ありません。
それを実現するのがAll In One Schema.org Rich Snippetsというプラグイン。
今回はこちらのWordPressプラグインについて、紹介をします。

構造化マークアップとは

構造化マークアップとは、Googleのクローラーに対して、Webページのコンテンツを適切に理解してもらい、活用されることを目的とした記法です。

同じテキストでも、それが持つ意味が異なる

例えば「2021年5月1日」という日付の記載がページ内の文中に記載されていたとして、それはアーティストのイベント日時かもしれないし、もしかしたら子供の誕生日かもしれません。
同じテキスト情報でも、前後の文脈によってそれが持つ意味というのは変わってくるんですね。
最近のGoogleは高性能になってきているので、ある程度文脈から判断出来るケースもあると思いますが、それでも正確に判断出来ないケースは十分に想定されます。

「文脈」から「データ」に置き換える

また、後述のリッチスニペットでは、GoogleのSERP上で表示されるため、Googleの書式に合わせて掲載がされます。
表形式のようになっっていることが多いのですが、自身のサイトでは表になっていないことも多いはずです。

そんな時に、構造化マークアップをしてコンテンツを構造化データとして扱っておくことで、文脈が持つ意味を認識されやすく、活用しやすいデータに置き換えてあげるわけです。

構造化マークアップの記法

主に以下の2通りの記法があります。

JSON-LD:JSONというJavascriptの一種を使った記法、headタグ内に記述
microdata:HTMLに直接構造化データを記述

JSON-LDとmicrodata。
どちらも比較的高度な知識が必要で、HTMLを少し書ける程度の知識だと難しく感じると思います。
これらの記法を使ってSchema.orgのボキャブラリを利用することで、後述のリッチスニペットに対応させようというのが、構造化マークアップです。

リッチスニペット例

リッチスニペットは例えば検索結果に商品レビューの★を掲載したり、画像やイベント情報を掲載することができます。
実際の表示内容を見てみましょう。

レビュー

リッチスニペット レビュー

レシピ

リッチスニペット レシピ

イベント情報

リッチスニペット イベント情報

この様に、リッチスニペットでは検索結果をよりリッチにすることで、単純に目立ちやすくなります。
クリック率にも良い影響を与えることになるので、是非とも対応したいですよね。

他にもGoogleがサポートしているリッチスニペットは様々あります。
Googleが公式に提供している検索セントラルから確認してみてください。

検索セントラル|Google Developers

All In One Schema.org Rich Snippetsの使い方

Schema – All In One Schema Rich Snippets

JSON-LDやmicrodataはやはり初心者には少しハードルが高いですよね。
それをプラグインで実装してしまえるのが、このAll In One Schema.org Rich Snippetsです。
使い方は簡単です。まずはインストールをしていきましょう。

All In One Schema.org Rich Snippetsのインストール

All In One Schema.org Rich Snippetsのインストール
WordPressにログインした状態で左のサイドメニューから[プラグイン]-[新規追加]と進んで、検索フォームに「All In One Schema.org Rich Snippets」と入力をします。
検索結果に該当のプラグインが出てくるので、[今すぐインストール]をクリックし、インストールし、[有効化]を行うことでインストールが完了します。

記事ごとの設定

All In One Schema.org Rich Snippetsを有効化すると、記事の投稿画面に[Configure Rich Snippet]という入力エリアが表示されるようになります。
All-in-One-Rich-Snippets-post

ここでは、人物に関する「Person」を選んでみましょう。
並んでいる項目もかんたんな英語だけなのでわかりやすいですね。

Person’s Name 人物の名前を記入します
Nickname ニックネームを記入します
Photograph 人物の顔写真をアップロードまたはメディアライブラリから選択します。(縦300px横300px推奨)
Job Title 職業を記入します。
例:SEOコンサルタント等
Homepage URL WebサイトのURLを記入します。
これはSNSのプロフィールページでも良いですし、企業サイトやブログなどでも大丈夫です。
Company / Organization 所属があれば会社名や組織名などを記入します。
Address 住所を入力します。
Enter Street:番地・建物名
Locality:市区町村
Region:都道府県名
Postal Code:郵便番号

僕は海外通販や音楽制作ソフトの購入を頻繁にするので慣れていましたが、英語での住所入力は海外に発送したり海外通販などを利用しないと少し慣れないかもしれないですね。
Regionなんてあまり聞き慣れないかもしれません。

それはさておき、入力は以上です。
とんでもなく簡単ですね!

イベント情報やレシピの紹介などでも、タイプを変更することで同じ様に入力が出来ます。

テストサイトで確認

リッチリザルト-テスト-Google-Search-Console
公開後に念の為リッチリザルトページで確認しておきましょう。

よくあるミスとして、必須項目の入力漏れが起きやすいので、注意しましょう。
また、Search Consoleに登録済みであれば、Search Consoleの「URL検査」からも構造化データのエラーが確認できます。

Q&A

構造化マークアップはSEOの中でも少し難しい部分ですよね。
簡単なQ&Aを作ってみたので、参考にしてください。

毎回リッチスニペットの設定をしなくてはいけないのか

必ずしも毎回設定しなくてはいけないわけではありません。
リッチスニペットに表示するためには、まず第一にGoogleがサポートしている内容である必要があるので、サポートしていない内容の場合は無理に設定する必要はありません。
サポートしている内容であれば、出来れば設定した方が良いかもしれないですね。
例えばイベント情報などはデータとしての利用価値が大きいので、積極的に活用しましょう。

Googleがサポートしている他のリッチスニペットタイプは使えないのか

このプラグインはGoogleがサポートしている全てのリッチスニペットに対応しているわけではありません。
たとえば「書籍」や「ハウツー」などはGoogleがサポートしているリッチスニペットですが、プラグイン内ではその機能を利用できません。
どうしてもそれらのリッチスニペットに対応させたい場合は、他のプラグインを検討するか、手動で構造化マークアップを記述する必要があります。

複数の構造化データを使いたい

入力した内容は自動的に保存されるので、プルダウンの選択メニューから別のアイテムタイプを選択して入力しても維持されます。
つまり、複数の構造化データを記載することができます。

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