新しくサイトを開設しようとしている方、またはすでにサイトを公開している方へ。
サイトを作るに当たって、キャッチコピーや、使用するテキスト、コンテンツ名など、文章を作る機会はたくさんありますよね。
どうやったらユーザーに興味を持って貰えるのか最初は分からない事ばかりのはず。
中でもキャッチコピー作りは重要です。
ユーザーが求めている情報についてのキャッチコピーでなければ、そのサイトはほんの数秒閲覧するか、一切見ないかのどちらかです。
作ったサイトをユーザーに見て貰いたいのなら、まず必要なことがあります。
今回はその事について説明をします。
目次
ユーザー目線のキャッチコピーを目指す
キャッチコピーの作成方法がわからず試行錯誤してしまうのは何故なのでしょう。
それはターゲットとなるユーザーの目線に立てていないからです。
ユーザーがインターネットの検索をする理由には「〇〇が知りたい」という人もいれば「忙しくて暇がないから」「これがあれば悩みを解決できる」など多岐に渡ります。
理由を様々に抱えている人に選んで貰うには、作成する側も工夫をする必要があります。
そんな時にはターゲットであるユーザーの持つ「プラスの欲求」は何だろう?と考えてみては如何でしょうか。
プラスの欲求とは、ユーザーの「もっと嬉しい気持ちになりたい」や「誰かを喜ばせたい」という欲求のことを言い、これを考えることがユーザー目線のキャッチコピーを目指すことに繋がります。
プラスのキャッチコピーとは?
プラスのキャッチコピーとは、先ほども書いたようにユーザーの「もっと嬉しい気持ちになりたい」、「誰かを喜ばせたい」という嬉しさや、高揚する気持ちを刺激するような内容の事を指します。
以下にキャッチコピーの例と解説を載せていきます。
プラスのキャッチコピーの例
- らくらく!簡単お手軽冷凍ピザ
- 誰でも上達HTMLの基本
- 寝る前の3分リラックスできるCD
- 集中力をグンと上げる静かなマウス
- 営業成績を3倍アップさせる手帳活用術
- 家族が笑顔になれる回転寿司
プラスのキャッチコピーの解説
という期待をユーザーへと与えることができます。
または、なかなか寝付くことのできない人が本気で試してみようと購入につながる可能性があります。
静かな音のマウスを入手することで、より快適にパソコンを使用したい、と考える人に向けることができます。
その数字にいかに期待値を乗せるかでサービスの利用をしてもらうか否か決まります。
そんな楽しい未来を描ける回転寿司だと期待感を持つことのできるキャッチコピーになります。
上記のように、ユーザーの「もっと嬉しい気持ちになりたい」や「もっと楽しくなれたらいいのに」という心理をくすぐることや、または気付きを与える事が出来るように作るのがポイントです。
プラスのキャッチコピーの作成例
「プラスのキャッチコピー」とは、ユーザーの目線に立って「サービスや商品を利用する事で、どんな事が起きるのか」を想像することで作りやすくなります。
以下に例文と、その改善点の文章を載せていきます。
例文1
CSS3の勉強ならこの本を読もう
一週間で大変身CSS3を学ぶならまずはこれ
例文1 解説
CSS3について勉強をしたいと考えているユーザーに【例文1原文】では正論であり、当たり前過ぎるキャッチコピーになります。
他にも「Webに強くなれるCSS3の勉強」などと特徴を伝える事も出来ますが、ターゲットとしているユーザーには【例文1原文】と同じく響く事はないでしょう。
恐らくこの商品に興味を持つとすれば、CSSについて初心者のユーザーだと考えられます。
ただ単に「強くなれる」と謳われても、勉強を続けて行けば強くはなれるでしょうけれど、その経過や期間についてはっきりとした情報が無ければユーザーにとっては魅力を感じないキャッチコピーになってしまいます。
つまり【例文1改善後】の、初心者のユーザーが求めているのは「短い期間でも理解ができる本」で「今の自分とは違う状態になれる」事です。
キャッチコピーを見て、具体的にイメージが湧き、未来に期待が持てるようなものを作って行くことがプラスのキャッチコピーとしては必要な事になります。
例文2
高性能な機能を多岐に備えたスマートフォン
コンパクトモデルながら2,300万画素のカメラを搭載、
メモリは3GBと充実した使用感のスマホ
例文2 解説
【例文2原文】は、とてもすごいスマートフォンなんだなと感じる事はできます。
しかしこのままですと、ただの「特徴の説明」になってしまいます。
どれだけ機能を備えていたのだとしても、売り手側の視点でトークを繰り広げていては、ユーザーからは素通りされてしまいます。
具体的に、どんな機能が以前の機種よりも特化していて、それによってユーザーにどんな利点があるのかを明記する必要があります。
【例文2改善後】は、以前の機種よりも小さなサイズでカメラの機能が向上、その上メモリの容量が増えるのでスマートフォンで写真を撮影することが好きな人はお勧めの商品です。
【例文2改善後】ならわかりやすく伝わり、かつターゲットとなるユーザーに利点があればプラスのキャッチコピーとなります。
商品やサービスの機能をきちんと把握した上で、どんなユーザーにならその機能の良さが響くのかを想像することが鍵になります。
まとめ
インターネットを活用して商品の購入や、サービスを受けること、情報収集を考えている人は「新しい情報が知りたい」、「楽しい気持ちになりたい」や、「悩みを解決したい」という「欲求」を持っています。
プラスのキャッチコピーを作成することで、ユーザーが必要だと思う情報が分かるようになる為、サイトのアクセスや、ページの閲覧に繋がりやすくなります。
更には「もっと嬉しい気持ちになりたい」、「誰かを喜ばせてあげたい」と考え、検索をするであろうユーザーへ「今以上に良くなる商品・サービスを受けられる」と期待できるキャッチコピーの作成方法を心掛けましょう。