キーワードプランナーやウーバーサジェスト(Ubersuggest)の代わりになる無料キーワードツールがあったらどうしますか?
SEOキーワード調査・選定が手軽かつ簡単に行えたら、作業効率も上がりますよね!
今回は、そんなSEOキーワード調査・選定ツールの中でも、特におすすめのChrome拡張機能『Keyword Surfer(キーワードサーファー)』の使い方をご紹介します。
拡張機能だから、使い方はとっても簡単!そして、無料!誰でも使いこなせます。
人気のウーバーサジェスト(Ubersuggest)が、制限強化によって実質有料化してしまった今、利便性の高い無料キーワードツールの一つです!
※データは2020年5月現在のものです
Contents
Keyword Surferでできること
キーワードに関する数値的情報の確認
『Keyword Surfer(キーワードサーファー)』がインストールされているChromeブラウザから、Google検索するだけで、以下の数値が確認できます。
- キーワードの推定月間検索ボリューム
- サイトの推定月間トラフィック数
- ページ内の単語数
- ページ内の完全一致キーワード数
- 関連キーワードとその推定月間検索ボリューム
検索窓に、検索キーワードとサジェストの『推定月間検索ボリューム』が表示されます。
また、画面右横に『関連キーワードとその推定月間検索ボリューム』も表示されます。
そして、これらは任意に選択してCSVとして出力可能です。
検索結果に表示されたページには、それぞれ『サイトの推定月間トラフィック数』、『ページ内の単語数』、『ページ内の完全一致キーワード数』が、表示されます。
また、検索結果ページごとでグラフとして相関的に見比べることもできます。(広告は除く)
Keyword SurferはChrome専用
Chrome拡張機能は、他のブラウザーのアドオンとして用意されていることも多いのですが、『Keyword Surfer』はChromeブラウザ専用です。
利用する際は、Chromeブラウザが必要なため、利用していない人はダウンロードが必要です。
Google Chromeのダウンロード
Chrome拡張機能とは
知っている人も多いと思いますが、Chrome拡張機能とは、Google Chromeブラウザに追加できる簡単なプログラムのことです。
FirefoxやInternet Explorer(IE)のアドオンと言った方がしっくりくる人も多いかと思いますが、ブラウザに追加できるオプションやエクステンションのことです。
インストール方法
インストール方法は、とっても簡単!
Chromeブラウザからウェブストアを開き、『Chromeに追加』をクリックするだけです。
Chrome ウェブストア『Keyword Surfer』はこちら
使い方
使い方もとっても簡単。
拡張機能をインストールしたChromeブラウザで、Google検索を行うだけ!
それだけで、キーワードの推定月間検索ボリュームや、サイトの推定月間トラフィック数などが表示されます。
画面の見方
検索窓とタイトル下のアイコン
検索窓には、検索キーワードとサジェストの『推定月間検索ボリューム』が表示されます。
※ただし、私の環境では、検索窓の数値は「0」が多く、うまく計測されていないようでした。
画面右のパネルに表示される関連ワードの検索ボリュームの方が信頼性は高そうです。
検索結果に表示されたページのタイトルの下には、アイコンが表示されます。
左から、『推定月間トラフィック数』、『記事の単語数』、『完全一致キーワード数』のアイコンとその数値が表示されます。
「N/A」の場合、該当なし、または利用不可を意味します。
検索画面右のパネル
通常、ナレッジグラフが表示される場所に、検索キーワードの関連キーワードやグラフのパネルが表示されます。(ナレッジグラフはその下に移動しています。)
Keywords ideas
Keywords ideasには、検索ワードに対する関連キーワードの『関連の割合』と『月間検索ボリューム』が表示されます。
また関連ワードはリンクなので、そのままそのキーワードでの検索ができ、とても便利です。
もちろん、リンク先でも『Keyword Surfer』は適応されています。
注意点ですが、Keywords ideasは「アイディア」と言うように、サジェストとは異なります。
サジェストを知りたい場合は、検索窓やページ下に表示されるサジェストを確認したり、サジェストツールを利用しましょう。
★マークとClipboard
検索窓やパネルやには、灰色の★マークがあります。
クリックすればオレンジに変わる、いわゆる『お気に入り登録』に該当します。
オレンジにした★マークはクリップボードにまとめられ、後からまとめてCSV出力(エクスポート)できます。
パネル内の『Clipboard』と書かれたボタンをクリックし、3点ボタン内の『Export as CSV』をクリックすればCSV出力(エクスポート)完了です。
CSV出力で文字化けする時は
CSV出力後、エクセルを使って閲覧する時、文字コードの関係で文字化けを起こすことがあります。その場合は、以下の対応で正常に見ることができます。
(1)エクセルの「外部データの取り込み」→「テキストファイル」から開く
(2)閲覧可能な文字コードを選択し開く(プレビューされます)
(3)所定の条件を設定し「完了」を押して開く
(1)CSVをメモ帳で開く
(2)文字化けせずに見れらた、そのまま上書き保存
(3)CSVをエクセルで開く
Correlation charts(パネル下部)
Correlation chartsとは、いわゆる相関図のことで、検索結果に連動しています。
Positionと書かれた横軸の数字が、それぞれのページの検索結果、1~10番目に該当します。
図の上のアイコンでそれぞれ、『Traffic』『Words』『Keyworks』を切り替えられるので、各サイト内の『サイトの推定月間トラフィック数』や『ページ内の単語数』、『ページ内の完全一致キーワード数』が視覚的に把握できます。
『ページ内の単語数』、『ページ内の完全一致キーワード数』がわかれば、キーワード比率の参考にもできるので、記事作成などの参考として利用しても良いでしょう。
もちろん、このアイコンと数字は、上記『タイトル下のアイコン』に該当します。
キーワードプランナーやウーバーサジェストとの違い
シンプルな機能
『Keyword Surfer』はChromeブラウザの拡張機能のため、オンラインツールであるキーワードプランナーやウーバーサジェストに比べ、できることは限られます。
できることは、検索キーワードや関連キーワードの推定月間検索ボリューム、検索結果に表示されるサイトのトラフィックやキーワード数の確認だけです。
ですが、Google検索とキーワードツールを切り替えることなく、同時に数字や傾向が把握できるのは、非常に効率的です。
逆に、キーワードプランナーやウーバーサジェストは様々な機能が備わっており、サイト分析や広告費の確認もできるため、総合的なSEO対策ツールと言えます。
数値の差
キーワードの推定月間検索ボリュームは、キーワードプランナー(有料版)やウーバーサジェストと変わりありません。
おそらく同一のAPIを使っているのでしょう。
ただし、検索窓に表示されるキーワードの推定月間検索ボリュームは、現状ではあまり正確ではないです。
また、キーワードプランナーをはじめ、これらのツールによる数値はあくまで目安です。
正確性を保証するものではないため、複数のデータを参考に、傾向を掴むといった使い方を心がけるようにしましょう。
完全無料・ログイン不要
ウーバーサジェストは、以前は完全無料・ログイン不要で使えましたが、現在ではログインが必要です。また利用に制限が付き、無料版では1日3回程度の検索のみとなっています。
キーワードプランナーはGoogleアカウントでのログインが必須です。
また無料版では、検索ボリュームが100~1000などの大まかな数字でしか確認できません。
無料で気軽に検索ボリュームを確認した場合には、『Keyword Surfer』がおすすめです。
有料化の可能性について
Googleは今年に入ってから、 有料Chrome拡張機能のストア公開を停止 しています。
理由は、不正な取引が急増したための処置なので、有料化はしばらく無いと考えて良いでしょう。
仮にあったとしても、有料化への敷居は高くなることが予想されます。
他にもある!おすすめの拡張機能
SEOキーワードの他に、競合サイトの分析ができる拡張機能(アドオン)として『Ghostery』もおすすめです。
競合サイトがどんなタグを埋め込んでいるのかが一瞬で確認できます。
つまり、どんなサービスを利用して、SEO対策やユーザビリティの向上を図っているのかが分析できるのです。
また、Chromeには、『Keyword Surfer』以外にもおすすめの拡張機能が多数あります。
SEO対策やWeb制作に役立つ拡張機能の他、便利なツールを色々と紹介しています。
併せてご参考にしてもらえればと思います。
まとめ
今回は、SEOキーワード調査・選定が、手軽に簡単に行えるキーワードツール『Keyword Surfer(キーワードサーファー)』をご紹介しました。
Chrome拡張機能ということもあり、シンプルな操作性や、検索しながら使えるという魅力的なツールです。
無料で使え、有償化の可能性は低いため、制限のきつくなったウーバーサジェストの代わり使ったり、併用するのにもおすすめです。
さいごに、『Keyword Surfer』による数値はあくまで目安としての数値です。
正確性を保証するものではないため、複数のデータを参考に、傾向を掴むといった使い方を心がけるようにしましょう。
※データは2020年5月現在のものです