日本で利用されている検索エンジンは、GoogleとYahoo!で9割以上を締めています。
いざSEO対策を始めようと思ったときに、「あれ?GoogleとYahoo!の検索エンジンって何が違うの?」と思われる方も多くいらっしゃいます。

実際にGoogleとYahoo!の検索エンジンが具体的にどう違うのか、答えられる人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回はGoogleとYahoo!、各検索エンジンの違いについて詳しくお伝えしていきます。

具体的には以下の内容です。

  • そもそもGoogleとYahoo!とは?
  • GoogleとYahoo!検索エンジンの違い
  • GoogleとYahoo!検索結果の違い
  • 検索エンジン別使用率

当記事を読むことで、GoogleとYahoo!、各検索エンジンの違いについてしっかりと知ることが出来ます。
SEOの観点も踏まえてお伝えしていきますので、SEO対策を行う上でも役立ててもらえる内容となっています。

そもそもGoogleとYahoo!とは?

GoogleとYahoo!どちらもネットで検索するときに用いる「検索エンジン」を提供している会社です。
ではそれぞれどのような会社なのでしょうか?

Google

Googleトップ画面
Googleは、検索エンジンやインターネット広告、オンラインサービスなど様々なサービスを提供するアメリカで誕生した企業です。

有名なサービスでは、フリーメールサービスの「Gmail」や「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」などのオンラインで使える文章作成・表計算ソフトがあります。

「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」は、microsoftが提供している「ワード」や「エクセル」と同じようなサービスですが、無料で利用できることもあり近年利用者は増えてきているように感じます。

Googleの設立は1998年で、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンの2人によって立ち上げられました。

Googleと言う社名は、10の100乗を示す「googol(ゴーゴル)」に由来していて、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」という想いが込められています。

Yahoo!

Yahoo!トップ画面
Yahoo!は元々は、ウェブディレクトリ型の検索サービスを提供していたアメリカの会社です。
1994年にジェリー・ヤンとデビッド・ファイロによって設立されました。

Yahoo!の由来は、ガリバー旅行記に登場する「ならずもの(Yahoo!)」という、野獣を創業者の2に重ね合わせてつけられたとされています。
現在は、事業をすべて「ベライゾン・コミュニケーションズ」に売却して、社名は「アルタバ」に変更されています。

日本で有名なYahoo!JAPANは、ソフトバンクグループとアメリカのYahoo!が合弁して設立した、ヤフー株式会社が運営するポータルサイトのことを指します。

Yahoo!JAPANは検索機能以外にも、様々な機能を提供していて「Yahoo!オークション」や「Yahoo!ショッピング」、最近では電子決済サービス「Paypay」を提供するPaypay株式会社も合弁により設立しています。

GoogleとYahoo!検索エンジンの違い

Googleは元々、現在主流な検索エンジンである「ロボット型」を採用していました。

それに対してYahoo!は、元々「ディレクトリ型」の検索エンジンを採用していて、両者には明確な違いがありました。

ではそれぞれの検索エンジンの違いについてお伝えしていきましょう。

Googleの検索エンジン「ロボット型」

ロボット型検索エンジンは、ウェブ上にある膨大な量の情報を、与えられた検索式によって検索することができるシステムです。
クローラと呼ばれるプログラムを用いることで、www(WorldWideWeb)上に存在する各ページの情報を自動で収集しています。

収集したページの情報は、検索できるようになる前にしっかりと解析されます。
解析した内容を元に、索引情報(インデックス)を作成して、検索結果に表示するようにします。

キーワードで検索した際の表示される順番(検索順位)に関しては、収集した情報を元に、最適だと判断されたものから順に並ぶようになっています。

Yahoo!の検索エンジン「ディレクトリ型」

現在はYahoo!もGoogleのロボット型検索エンジンを採用しています。

しかし元々は「ディレクトリ型」と呼ばれる検索エンジンを採用していました。

ディレクトリ型検索エンジンは、人の手で情報を登録したウェブディレクトリ内を検索するシステムです。
人の手で情報(サイト)を登録していくため、より質の高い情報を検索できるようにすることが出来ます。

またサイトがカテゴリ分けされて登録されているのも特徴で、特定の分野や地区などに限定したサイトを探しやすいという利点もありました。

しかしインターネットが普及して情報の量が膨大になったことで、人の手で登録することが難しくなり、現在ではロボット型検索エンジンが主流となっています。

GoogleとYahoo!検索結果の違い

以下はGoogleとYahoo!で「ワイヤレスイヤホン」と検索したときの検索結果です。

左:Google
右:Yahoo!
GoogleYahoo検索結果

まず提供している会社が違うので、検索結果の見た目にかなり違いがあります。
どちらかと言うとGoogleの検索結果のほうが、余分な情報が少なくて見やすくなっています。

Yahoo!は後述する関係・提供サービスが表示されるため、自然検索の結果がGoogleより見にくくなっているように感じます。

GoogleとYahoo!は同じ検索エンジンのアルゴリズムを採用しているので、通常であれば検索結果に表示される情報は同じになるはずです。

しかし現状、GoogleとYahoo!の検索結果には多少ではありますが、違いが見られます。 

その違いは以下のとおりです。

  1. 検索順位
  2. 関係・提携サービスの表示
  3. リスティング広告

それぞれ詳しくみていきましょう。

検索順位

GRC順位

画像はGRCという順位計測ツールの画面で、当ブログの各記事の順位になります。
いくつかのキーワードで、GoogleとYahoo!で多少の順位の違いが見られます。

特に赤枠の箇所に関しては、かなりの差がみられます。

同じ検索エンジンのアルゴリズムを使っているのに、なぜGoogleとYahoo!で検索順位に違いが出るのでしょうか。

その理由としては、考えられることは以下の通りです。

  1. クロールのタイミングが違う
  2. パーソナライズド検索

同じ検索エンジンのアルゴリズムを採用していても、会社が違うため自社のサービスなどが検索結果に表示されることが主な理由です。

クロールのタイミングが違う

次に考えられる理由としては、「クロールのタイミングが違う」ことが考えられます。

検索結果の順位は、クローラと呼ばれるプログラムがサイトを巡回して決めています。
クローラがサイトを巡回することを「クロール」と言います。
クロールのタイミングが違うことで、新たに評価されたサイトの順位と評価される前のサイトで順位の異なることが考えられます。

パーソナライズド検索

最後に考えられる理由は、「パーソナライズド検索」です。

パーソナライズド検索は、Google検索の機能の1つで、検索ユーザーに合わせて検索結果が変化することです。
以前はこのパーソナライズド検索は、かなり大きな影響を検索順位に与えていましたが、現在その影響は以前ほど強くなくなっていると言われています。

現在パーソナライズド検索が適用されるのは、以下の場合です。

  • 直前の検索結果
  • ユーザーの所在地

以前までは、よく訪れるサイトが検索結果の上位に表示されることがありましたが、現在は直前の検索結果のみが反映されるようです。

またユーザーの所在地は、例えば飲食店などを検索するときに影響を及ぼします。

例えば名古屋に住んでいる人が、「おいしいラーメン」と検索して、東京のおいしいラーメン屋が出てきてもすぐに行くことはなかなか難しいですよね。
なのでその場合、Googleがユーザーの所在地を考慮して、近くのおいしいラーメン屋を検索結果に表示してくれます。

もしパーソナライズド検索の影響を受けていない順位を知りたい場合は、各ブラウザの「プライベートモード」を使用することで、影響を受けていない順位を確認することが出来ます。

プライベートモードは、下記の方法で起動することができます。

GoogleChromeの場合
GoogleChromeシークレットモード起動
右上の設定ボタンから起動が可能です。

Operaの場合
Operaプライベートウィンドウ起動
Operaの場合は左上のメニューから起動します。

FireFoxの場合
FireFoxプライベートウィンドウ起動
FireFoxはGoogleChromeと同じように右上の設定ボタンから起動します。

Internet Explorerの場合
InternetExplorerInPrivate起動
画像だと少しわかりづらいですが、新しいタブを開いた際に下の方に「InPrivateブラウズを開始する」という表記があるので、そちらをクリックすると起動できます。

以下は、各ブラウザのプライベートモード起動のショートカットキーです。

Google Chrome:「Control+ Shift + N」
Opera:「Control + Shift + N」
Firefox:「Control + Shift + P」
Internet Explorer:「Control + Shift + P」
(Microsoft Edgeも同様)

シークレットモードになっているかどうかは、各ブラウザのアドレスバー周りの表示で判別が出来るようになっています。
下記画像の赤枠のように表示がされていれば、プライベートモードになっている状態です。

Google Chromeの場合
GoogleChromeシークレットウィンドウ

Operaの場合
Operaプライベートウィンドウ

FireFoxの場合
FireFoxプライベートウィンドウ

Internet Explorerの場合
InternetExplorerInPrivateブラウズ

その他の方法としては、検索結果のURL末尾に「&pws=0」を入れる方法もあります。
末尾に「&pws=0」で検索

この場合は、検索した後に検索結果を表示しているURLの末尾に手動で入力する必要がありますが、シークレットモードの利用と同様に手軽に実施できるテクニックではないでしょうか。

引用:Google検索とYahoo!検索の違い【2019年版】

関係・提携サービスの表示

関係サービス比較

Yahoo!の検索結果には、Yahoo!の関係・提携サービスが表示されます。
赤枠で囲われている箇所が、Yahoo!のサービス「Yahoo!ショッピング」へのリンクです。

GoogleではYahoo!のサービスは表示されないので、検索結果画面に違いが出てきます。

ヤフオクやYahoo!ショッピング、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検索(リアルタイム・画像)、NAVERまとめはよく表示されます。

リスティング広告

リスティング広告比較

検索結果には、「リスティング広告」が表示されることがあります。
リスティング広告とは、お金を払って検索結果の上部などに表示させることのできるサービスで、Googleは「Google広告」、Yahoo!は「Yahoo!広告」という名称で提供されています。

それぞれの検索結果の赤枠部分がリスティング広告になります。

Googleに表示されているリスティング広告は、Google広告の「ショッピング広告」と呼ばる広告で、その中の「ショーケース広告」と言う種類の広告になります。
参考:ショッピング広告 – Google 広告 ヘルプ

Yahoo!に表示されているリスティング広告は、Yahoo!広告の「検索広告」という広告になります。
参考:Yahoo!広告でサイトへの集客アップ | Yahoo! JAPAN

「検索広告」のような「タイトル+URL+説明文」という表示がリスティング広告では、最も一般的です。

各リスティング広告に出向されている広告が違ったり、同じ内容で出向されていたとしても表示する広告を決める基準が違ったりするので、同じキーワードで検索しても検索結果には違うリスティング広告が表示されます。

その他検索結果に関わる内容は、以下の記事でもご紹介しています!

検索エンジン別使用率

では最後に、最新版(2020年3月現在)の検索エンジン別使用率をご紹介します。

まずは日本国内での各検索エンジン別使用率です。

世界の検索エンジン使用率

次に全世界での各検索エンジン別使用率です。

日本国内の検索エンジン使用率

上記はStatCounterのデータになります。
全世界では、かなり前からGoogleが他の検索エンジンを大きく引き離してトップシェアを維持しているのが分かります。

一方日本国内では、Yahoo!の使用率がかなりGoogleに近づいていた時期があります。
ただしサービスの利用時間に関しては、GoogleとYahoo!JAPANでほとんど差がないことが分かっています。

トータルデジタルリサーチ
引用:TOPS OF 2019: DIGITAL IN JAPAN~ニールセン2019年日本のインターネットサービス利用者数/利用時間ランキングを発表~

Yahoo!JAPANはトップページで豊富なニュース記事を提供したり、独自のサービスを展開しているので、サービスの利用時間自体は多くなるようです。

GoogleとYahoo!以外にも、日本国内ではbingやMSNなどの検索エンジンが利用できますが、利用率は合わせても7%に満たない利用率になるので、SEO
対策は、GoogleとYahoo!だけでも問題ないと言えますね!

また、Yahoo!の検索エンジン利用率は19%程度となっていますが、「Yahoo!JAPAN」のサービス自体を利用している人自体はたくさんいることを考えると、Googleの検索順位だけでなく、Yahoo!の検索順位も気にしておいたほうが良さそうです。

世界で90%以上の利用率を誇るGoogleの検索エンジンですが、実はある国ではGoogleがほとんど利用されていない国あるのをご存知ですか?
その国はなんと「中国」です。

中国の検索エンジン使用率

中国の企業が開発した「Baidu」という検索エンジンが70%ほどの利用率を締めていて、Googleはなんと1.5%ほど・・・
世界で90%以上の利用率を誇るGoogleがほとんど使用されていないというのは驚きでした!

まとめ

今回はGoogleとYahoo!の各検索エンジンの違いについて詳しくご紹介してきました。
今回の内容をまとめます。

  • GoogleとYahoo!はアメリカで設立された会社
  • 元々Googleは「ロボット型」、Yahoo!は「ディレクトリ型」の検索エンジンを採用していた
  • 現在はYahoo!もGoogleのロボット型検索エンジンを採用してる
  • GoogleとYahoo!の検索結果で見られる違いは「検索順位」「関係・提供サービスの表示」「リスティング広告」
  • 検索順位は「関係サービスの表示」「クロールのタイミング」「パーソナライズ検索」の影響を受けて違いが出る
  • 「リスティング広告」はGoogleとYahoo!で広告の種類や掲載する基準が違うため違いが出る
  • 現在全世界で見るとGoogleの利用率が90%を超えているが日本では70%程度

以前はGoogleとYahoo!で異なる検索エンジンを利用していたため、明確な違いがありました。
しかし現在は、同じ検索エンジンを用いているため、大きな違いはないと言えます。

ただし検索エンジンが同じとは言え、検索結果の画面や検索順位にも多少の違いが見られます。

Yahoo!の場合は、ヤフオク!や知恵袋などの関係サービスも独立したページとみなして検索結果に表示します。
さらにリスティング広告も種類や掲載の基準が違うため、同じ検索クエリでも異なったリスティング広告が表示されます。
またクロールのタイミングやパーソナライズド検索の影響によって検索順位に違いが出る場合もあります。

現在世界ではGoogleの利用率が90%以上、日本ではGoogleが70%程度、Yahoo!が19%程度で合わせて90%近い利用率になっています。

日本国内でSEO対策を行うのであれば、同じ検索エンジンを利用しているGoogleとYahoo!の利用率でおよそ90%を占めているため、Googleの検索エンジンに対する対策を取っておけばひとまず問題はないと言えます。

GoogleとYahoo!の検索結果で上位表示したいと考えている人は、検索ユーザーにとってどんな情報が必要なのかをしっかりと考えたコンテンツを作成していけば、どちらの検索エンジンでも上位表示できるようになりますよ。

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