WordPressのURL、気にしてますか?

無料相談などでも時々WordPressサイトのURL構造について質問をされることがあります。
SEO対策をする上でURLは気になりますよね。

結論から言えばSEO・・・検索順位についてURLの設定が影響することはありません。
でも、URL構造をしっかり意識することで、様々なメリットがあり、逆にいえばURL構造が適当だと少なからずデメリットが発生します。
今回は特にサイト開設時に意識しておきたいWordPressのURLについて解説します。

URL構造を意識しておくメリット

まずはURL構造を意識しておく必要性・メリットについて解説します。

  • URLからコンテンツ内容が推測できる
  • シェアされやすい
  • アクセス解析がしやすい
  • 管理・運用負担の軽減

URLからコンテンツ内容が推測できる

わかりやすいURLに設定しておくだけで、URLの文字列を見ただけでおおよその内容を判断することができます。
メールやチャット、エクセル、スライド資料などでURLを記載することは多くありますが、URLから内容が推測出来ると便利な場面は多くあります。
逆に言えば、URLから何のコンテンツなのかが推測出来ないページは少しアクセスするのを躊躇うこともあるかもしれません。

シェアされやすい

同じ理由で、わかりやすいURLはシェアされやすくなります。
というよりも、URLが長すぎたり分かりづらいもの、コンテンツと一致しないものはシェアされにくくなってしまう、というのが正しいでしょう。
例えばプレゼンテーションの場面でURLをシェアする際、長すぎるURLは少々扱いづらいものです。

アクセス解析がしやすい

これは日々アクセス解析を行う者として常々感じることなのですが、URLがID形式のような意味を持たない英数じだったりすると、アクセス解析がしづらく感じます。
例えばGoogle Analyticsで[すべてのページ]からページごとのパフォーマンスを確認する際はページのURLが表示されます。

URLを意識して設定すればアクセス解析がしやすい

このように、URLからコンテンツ内容がわかる状態であれば、アクセス解析もしやすいものです。

管理・運用負担の軽減

特にブログサイトの場合に多く見られますが、後々URLを変えたくなるケースというのは思いの外あります。
よくあるのがカテゴリを変更する際ですね。
カテゴリを変えるたびにURLが変わり、内部リンクやリダイレクトを設定する・・・というのは一大作業です。
Googleなどの検索サイトであれば一定期間リダイレクトをかけておけば、その後はリンクも修正してくれるのですが、他所のサイトから紹介を受けている場合などはサイト運営者に連絡して修正して貰わないといけないこともあります。
そんな大きな手間をかけなくてもいいように、初めから「後々ここは変更するかもしれない」と意識して、URLは変更がないように予め設計しておくことで管理・運用の手間が軽減されます。

Googleの推奨するURL構造

さて、それでは次にGoogleの推奨するURLというものを紹介します。
Googleが公式にリリースしている「Gogle検索ントラル」というガイドラインに、Googleが推奨するURL構造について記載があります。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。

引用:検索セントラル「シンプルなURL構造を維持する」

率直に言えば、「わかりやすいURLにしましょう」ということですね。

また、複数の英単語を繋げる時、アンダースコア(_)よりもハイフン(-)を使用することをGoogleは推奨しているようです。

URL では区切り記号を使うと効果的です。http://www.example.com/green-dress.html という URL の方が、http://www.example.com/greendress.html という URL よりずっとわかりやすくなります。URL にはアンダースコア _ ではなくハイフン – を使用することをおすすめします。

引用:検索セントラル「シンプルなURL構造を維持する」

※ハイフンの推奨理由については引用元には記載がありません。なぜアンダースコアはダメなんでしょう?

URLの基本は英語

最も簡単なアプローチは、日本語URLを避け英単語でURLが出力されるように統一することです。
ブログサイトで特に多く見かけますが、投稿記事名がパーマリンクに設定されていると、URLが日本語になってしまいます。
次のようなURLですね。

英語URL https://www.example.com/hogehoge
日本語URL https://www.example.com/ほげほげ

日本語URLは検索順位に影響はないが、問題もある

日本語URLの場合でも検索結果には日本語URLのまま掲載されますし、もちろん検索順位にも大きな影響はありません。
(※一部環境では日本語URLにアクセスが出来ないケースもあるそうですが、レアケースだとは思います)
「じゃあ、日本人向けのサイトなら日本語URLの方がわかりやすくて有利じゃないか」と思うかも知れませんが、そういうわけでもありません。

日本語URLはURLで内容を判別できない

実は日本語URLは「正規のURLを日本語に変換して表示している」のです。
上のURL例でいえば日本語URLの正規のURLは次のURLになります。

https://www.example.com/ほげほげ

https%3A%2F%2Fwww.example.com%2F%E3%81%BB%E3%81%92%E3%81%BB%E3%81%92

文字数長すぎですね。
何より、これを見て何のページなのかが判別出来ません。

日本語URLはシェアがしづらい

今は様々なオンラインコミュニケーションツールがあるので、URLをシェアする機会も多いのですよね。
でも、日本語URLだとブラウザからURLをコピーしてシェアしようとすると、正規のURLに変換された上でコピーされることがあるので、シェア先の相手にとっても不便です。
場合によっては書籍などの引用元・出典としてWebサイトのURLが使われるケースもあると思いますが、そのURLがきちんと表示されないと、引用にも中々使いづらいですよね。

ブラウザ以外のソフトでは日本語URLにアクセスできない

URLの利用先がブラウザなら自動で変換して表示・アクセスをしてくれるので「URLが見づらい」だけで済むのですが、エクセルなどブラウザ以外のソフトでは変換をしてくれないので、エクセルに日本語URLをリンクとして設定しても、リンク先にアクセスすることは出来ません。

ブラウザ以外のソフトでは日本語URLにアクセスできない

調査レポートや企画書など、様々なケースでエクセルにURLを入力する機会はありますよね。
そんな時にURLが日本語になっているとアクセスが出来ないので非常に不便になるわけです。

なので、URLの基本は英数字で統一していきましょう。
英語が難しい場合はGoogle翻訳などを活用すればカンタンです。

WordPress基本のパーマリンク設定

さて、次は基本となってくるWordPressの全体のパーマリンク設定です。

設定は管理画面にログイン後、[Settings]-[パーマリンク設定]から行います。

パーマリンクの基本はpostname

通常、WordPressをインストール後何も設定を行わなければ[基本]が設定されています。
これは各投稿固有のページIDが採用されます。
ページIDの場合は、Google Analyticsなどの解析の際にURLからページ名が判別し辛いというデメリットがあるので、個人的にはあまりオススメできません。

URLの基本は、URLからページ内のコンテンツが推察出来る状態にあることです。
%postname%を選択しておけば、記事ごとのパーマリンクを投稿画面から個別に設定出来るので、こちらに設定しておきましょう。

SEOを意識したWordPressパーマリンク設定

WordPressのインストールディレクトリ

WordPressをルートディレクトリにインストールすることはおすすめしません。
出来るだけサブディレクトリを作ってそこにインストールするようにしましょう。

なぜかというと、将来的にルートディレクトリを使いたくなった時に、修正が大変になってしまうからです。
WordPressでメディアブログを運営していたけれど、同じサーバー・ドメイン内にビジネスサイトを入れることになった・・・となると後からWordPressを移動しないといけなくなってしまいます。
そんな手間をかけるくらいなら、初めからサブディレクトリに入れておけば良いわけです。

WordPressはダウンロードしてきた時点で既に「wordpress」というフォルダに入っていますよね。
それをそのままアップロードするだけでも、とりあえずサブディレクトリへのインストールは出来上がります。

セキュリティを強化するのであれば、「wp」「wordpress」等ありふれたディレクトリ名は避けておいた方が無難です。

カテゴリ・タグのスラッグ

WordPressのカテゴリーのスラッグは、何も設定しなければ通常カテゴリ名と同じ値になります。
つまり、日本語のカテゴリ名が設定されている場合は日本語URLになってしまう、ということです。

それを避けるためにはカテゴリーの作成段階でスラッグを個別に設定する必要があります。タグの場合も同様です。

WordPress カテゴリのスラッグ設定

No Category Baseを入れる

WordPressのカテゴリページは、デフォルトでは次のように「category」が反映されるようになっています。

https://www.hogehoge.com/category/postname/

特に意図した訳でもないのに「category」と入れられても、それだけでURLの文字数を不当に長くしてしまうので、消してしまいましょう。
これを消すには「No Category Base」というプラグインを利用します。

No Category Base (WPML)

使い方はカンタンです、プラグインをインストール後に有効化するだけで、URLから「category」の文字列を削除してくれます。

URLが頻繁に変わらないように

WordPressのパーマリンクを後から変えるのは、出来るだけ避けたいところです。
パーマリンクを変更してしまうと、サイト内のURL構造の大部分が変わってしまって、内部リンクが切れてしまう可能性があります。
リダイレクトなどの措置を行ってリンク切れ問題をクリアしたとしても、内部リンクの記述は古いURLのままになっているので、それを直すのには多大な労力がかかってしまいます。

また、ブログを運営しているとカテゴリー構造も変えたくなるときがありますが、この時にスラッグも変わってしまうことも多いでしょう。
もちろん、それが今よりも最適な設定であるなら変えるべきですが、出来るだけ変えなくても良い様に、ブログ開設段階で綿密に計画を立てておきましょう。

どうしてもURLを変更する場合は、リダイレクトを正常に行い、アクセスが失われない様に最大限配慮しましょう。
とは言え、URLの変更を行えば、元のアクセスを100%維持出来るということはないので・・・変更にはある程度の覚悟が必要になってきます。

コンテンツマトリクスを活用する

もしこれから新たにサイトを作る場合やリニューアルをする際は、コンテンツマトリクスを使ってURL構造を設計に組み込むことをオススメします。

コンテンツマトリクス「テキスト素材・ファイル名称・参考URL」

ここでは「ファイル名称」としていますが、これがURLの一部になります。

僕の場合は、毎回必ずというわけでは無いですが、比較的規模の大きなサイトの場合はコンテンツマトリクスにURL設計を組み込んで、コーダーに指示を出します。

予め設計に組み込んでしまえば、「リニューアル後も元のURLを維持してリダイレクトをさせない様にする」ということが出来ますし、URLに指定がなければURLが変わってしまうこともあるかもしれません。手間はかけたくないものですね。

コンテンツマトリクスについては過去に解説した記事があるので、こちらを見てみてください。

SEOに強いWebサイト構造の設計と作り方 – コンテンツマトリクス編

まとめ

どうでしょう、URLの設定なんて気にしたこともなかった!なんて人も多かったのではないでしょうか。
僕はサイト設計が好きで結構得意なので、結構URLは気にしちゃうんですが、意外と気にしない人も多いかもしれませんね。
本記事ではWordPressにフォーカスしていますが、URLを気にしたほうが良いというのはWordPressに限った話ではありません。

URLを意識することで検索順位が上がるわけでもなく、コーディングやデザインに比べればとても地味なことなんですが、「神は細部に宿る」とも言いますし、URLにしてもALTにしても、細かいことに意識が行く人が僕は好きです。

WordPressの場合はカテゴリやらタグやら固定ページ、投稿記事、パーマリンクなど色んな設定箇所があるので、少し複雑ですが、この記事が参考になれば幸いです。

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